子育てと料理とわたし
私はいま思春期の子育て中ですが、子育てってほんとうに難しいです。
そして不思議なことに、自分の子どもにはできないことが、人様の子どもを預かっていると見えてくることもあります。
ここでは自分の失敗と反省、料理における子育てということをかかせていただきます。
⚫︎親はただ応援するのみ
子どもの失敗を先回りして防いだら、子どもが自信を得たり失敗して次に生かしたりする機会を奪ってしまいます。
わたしを含めて料理の得意なお母さんの落ち入りがちな過ちと言えるかと思います。
「包丁の危険と正しい使い方を教え、段取りをし、あとは子どものやりたいように見守る」
というのが理想だと思います。
素材の切れる時の音の違いを聴かせたり、立ち位置の正誤による切りやすさを感じさせたりしながら、子ども自身で発見してもらえたらいいなと思います。
⚫︎結果ではなくモチベーションを褒める
できたから立派、失敗したからダメ?
本当はそんなことはないのです。
子どもができない事を受け入れて力とするためには、自分の存在価値を自分で認めていることが大切。
さまざまな子育て本もそう言ってます。
料理はその出来より、「子どもが家族のために作ろうとしている気持ち」
にフォーカスするという事が大切だと思います。
もし失敗したらうちの教室では、
「ここは難しいところなのでこうなりましたが、難しいことに挑戦してすごく努力したので、今日は大成功です」
「ママに素敵なの作りたいと言って一生懸命混ぜていました」
と保護者さんや子どもに伝えます。
この作戦はご家庭でも使えると思います。
わたしは自分の子には、最初から技術を全て見せてしまい大失敗でした。
お母さんは自分の技術を少し隠しておいて、お子様とともに歩まれたら素敵だと思います。
もし料理が苦手なお母さんだったらそれを武器にすることで、子どもと共に感動できる最も素敵な先生になれると思います。
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